Chain Type Rollstocker
チェーン式ロールストッカー
最もシンプルで低価格、少数ロールの場合に最適
チェーン式ストッカーRSC型の特長
チェーン式ストッカーは、両サイドにエンドレスチェーンを配置し、それらのチェーンをハンガーパイプで連結したサオに製品ロールを吊り下げて、宙吊り保管する構造になっています。
天井の高さに合わせて、2段・4段・6段・8段の構成が可能です。
構造がシンプルで、棚全体が移動する方式のため、少数ロール保管に適しています
ストッカーの動き
※動画が再生されます。
最も標準的な4段式構造/前後両側出し入れ方式
番地管理方式で該当ロールの番地を指定すると、自動的に左右近回りを判断しエンドレスチェーンを駆動します。該当ロールが入出庫口に停止後、作業者がロールの入出庫作業を行います。
標準的なロール支持方法
巻芯をハンガーチェーン等で支持する宙吊保管方式です。ハンガーチェーンを幅方向に移動調整が可能ですから種々のロール幅(巻芯長)の保管が可能です。
- ストッカーへの入出庫方法
- ロールの入出庫は前面または前・後両面から行うことができます。フォークリフトにアタッチメントを取り付けて行う方法、手押台車による方法、リフターによる方法等種々の方法があるのでご相談ください。
リフターによる出し入れ方法
台車による出し入れ方法
※その他、フォークリフト等の搬送機器による入出庫も可能です。
レイアウト例/さまざまな応用パターン
床面掘り込み方式
天井の高さが不足している場合に有効です。
縦型ユニット方式
少数ロール保管に最適です。
ストック必要量の増加に合わせて、ユニット数を増設してゆくのもひとつの方法です。
吹き抜け方式
1階~2階のエレベーター兼用です。
様々な応用で、エリアに合わせたフレーム構造が可能です。建屋および工程との関連で最適な配置をご検討ください。
施工例
繊維縦糸ビームストッカー
≪4段構成 60ロール保管≫
- ロール仕様 Φ1000×2200L×1000kg
- ハンガーチェーンで支持する 宙吊保管方式
- テーブルリフターによる入出庫
フィルムロールストッカー
≪4段構成 28ロール保管≫
- ロール仕様 Φ400×1800L×250kg
- ロール紙管内に吊りパイプを挿入して、ハンガーチェーンで支持する 宙吊保管方式
- 手押台車による入出庫
- チェーンの着脱は作業者が行います。
フィルムロールストッカー
≪4段構成 10ロール保管≫
- ロール仕様 Φ800×1700L×1000kg (紙管内径は3インチと6インチの2種類)
- ロール紙管内に吊りパイプを挿入して、吊りパイプ両端部をフックで支持する 宙吊保管方式
- AGVによる自動移載 (前後に入出庫口があります。)
印刷版ロールストッカー
≪縦型ユニット方式 12ロール保管≫
- ロール仕様 Φ260×2300L×300kg
- 印刷ロール両端軸受部をハンガーチェーンにより支持する 宙吊保管方式
- ロール幅が違ってもハンガーチェーンをハンガーパイプ上でスライドして保管可能
- 手押台車による入出庫
本施工例はほんの一部です。ご入用の方は参考図例集を送付いたしますのでご連絡ください
> 資料を請求する高い保管効率ハンガーパイプレスチェーン式
ロールストッカー
従来のチェーン式ロールストッカーでは、保管ロールをハンガーパイプに吊り下げる構造をとっていましたが、新しく開発したチェーン式ロールストッカーはハンガーパイプを使用せず、両サイドのチェーンに取り付けられた、支持金具にロールを掛ける構造となっています。
従来構造よりも、保管効率が格段にアップし、特に"ファブリック"等の小径軽量ロールに最適な構造となります。
RSC-147
- 構造:チェーン式
- 棚構成:8段
- 保管物:テキスタイル、布地、織物、革、不織布、インテリア生地
- 保管数:147ロール
- 付帯設備:巻き出し台車(手動)
高効率収納の実現
従来のチェーン式ロールストッカーでは、ロールを宙吊り保管するためのハンガーパイプ構造が、保管効率を高めるうえでの難点になっていました。
ハンガーパイプレスによる保管を実現することで、高効率保管を可能にしています。
入出庫作業のシンプル化
ハンガーパイプを使用せずに専用の吊り金具にロールを引っ掛ける構造をとっているので、入出庫作業にかかる専用吊り治具の脱着というひと手間が不要になります。
また、ホイストクレーン等で、ロール上方からの作業も可能となります。
空き番地管理による入出庫時間の短縮
空き番地がストッカー全体に均一に散らばるよう、在庫管理システムで適切に管理することで、次の出庫ロールに近い空き番地に入庫でき、ロールの交換(入庫→出庫)にかかる時間が大幅に短縮されます。